会社更生手続きを行った株式会社武富士について

一昔前までは消費者金融業者というと「怖い」「トラブルに巻き込まれそう」「関わりたくない」「融資を勧められそう」「取り立てが激しそう」などマイナスのイメージが強く、「関わってはいけない存在」という認識を持つ人がほとんどでしたが、株式会社武富士の創業者である武井保雄氏が、人気の芸能人を多数起用したテレビコマーシャルやル・マン24時間レースのスポンサーなどで消費者金融業者に対するマイナスのイメージを減らしました、武井氏の活躍で、消費者金融のイメージが回復し、現代では「もしものときに安心」「計画的に返済すれば大丈夫」「頼りがいがある」などプラスのイメージを持つ人が増えています。

株式会社武富士は消費者金融業界でトップの座にのぼりつめ、日本で一番有名な消費者金融会社としての地位を君臨していましたが、その経営方針や体制を疑問視する人も多く、武富士の在り方を批判した出版社やフリーライターに対して訴訟を起こすこともあり、評判が悪化していきました。

また、2003年に武富士を強く批判したジャーナリストの自宅に盗聴器をしかけたとして武井氏は逮捕され、会長を辞任しました。

武井氏の辞任後も武富士は営業を続けていたものの、過払い請求の増加や資金繰りが思わしくなくなり、2011年に会社更生手続きを行い、受理されました。

その後、韓国の消費者金融会社、A&Pファイナンシャルに買収されることになり、A&Pファイナンシャル社のグループ会社であるロプロ株式会社に承継させ、株式会社武富士からTFK株式会社に名称変更しました。

さらにロプロ株式会社も株式会社日本保証に商号を変更し、現在に至っています。

世の中が不景気になると消費者金融業界が儲かると言われますが、そうでもありません。

これまでにも武富士のように会社更生手続きを行った消費者金融会社は何社かあります。

武富士は消費者金融業界のイメージを変えましたが、今はもう存在しない会社なのです。

このページの先頭へ